看板をオーダーされた「ハーツイーズ」新井様のインタビュー | ロートアイアン・エクステリア.com - ロートアイアン製エクステリアを国内専門工房でオーダー制作

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看板をオーダーされた「ハーツイーズ」新井様のインタビュー

「これからお客様の反応が楽しみです。」

鎌倉市 ハーブ&アロマショップ「ハーツイーズ」新井様

この度、鎌倉のハーブ&アロマテラピーショップ「ハーツイーズ」様より、店舗看板のご注文を頂きました。
「ハーツイーズ」様は鎌倉駅より徒歩5分、鎌倉野菜で有名な鎌倉市農協連即売所横という好立地にあり、ロハスな鎌倉人を顧客に持つ、創業12年、フランスの田舎風イメージのおしゃれなお店です。
アロマテラピーとハーブ関連の商品を多数扱い、アロマテラピーの教室も開いていらっしゃいます。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き、看板と当店のご感想をお伺いしてきました。

今回制作したロートアルミ製店舗看板について

仕様

フラットバー壁付け型:FB9x25

唐草:12Փ, 葉:t4タタキ

中央楕円:t4抜き文字

花:ステンドグラス入り(パープル、黄、白)

アルファベット文字:6Փコールド曲げ

焼付塗装N-2(ダークグレー)

アンティークエイジング(銀古美*)加工

参考価格:¥160,000(税込)

*「銀古美」とはダークグレーに塗った上から刷毛で銀色を刷いてアンティーク感を出す技法です。

ステンドグラス付ロートアルミ製看板

―ロートアルミ棒で「Heartsease」のアルファベット文字を制作(店長・伊藤のコメント)―
ロートアイアンの場合は、鉄を熱で赤めてから曲げますが、ロートアルミは柔らかいので冷たいまま工具で曲げていきます。
それでも、すごい力が要ります。 割れたりすることもあるので、繊細な注意と集中力、根気も要ります。 少し熱すれば楽だと思うのですが、その熱し加減が大変で、やりすぎるといきなり半田のように溶けてしまいます。
今回制作していただいた作家さんは技術力が高く「コールド曲げ」をしましたが、職人泣かせの長~く複雑なアルファベットでした。

本日は、貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。 まずは、到着した看板をご覧になって、いかがでしたか? 思い通りのものだったでしょうか?
新井様
デザイン画や図面、制作途中の写真を送って頂いてましたから、途中心配することもなく、受け取った時は、現実に形になったものを見て、もとてもうれしかったです。
素敵な看板をありがとうございました。
アロマショップにふさわしく、「大人かわいく」なっていると思います。
取付けたら、ステンドグラスになっている花びらが、光を透してとてもきれいです。
それに、思っていたよりも軽かったのには驚きました。
最初にアイアン製品は重いですと、お知らせしていましたから驚かれたのでしょうね。
なるべく軽いものをという条件がありましたので、当店の扱う素材は主に「ロートアイアン」ですが、今回は「ロートアルミ」で作らせていただきました。
アルミはアイアンの1/3の重さです。
その上で、ロートアイアンの品格と重厚感も失わないよう、アルファベット文字部分はロートアイアン独特の技法をアルミに用いました。
色は、アンティーク感を出すため、つや消しグレー塗装の上からさらにシルバーを刷毛で塗る「銀古美」という技法を施してあります。

1.看板を付けるに至ったいきさつ

ハーツイーズ様は鎌倉のアロマテラピーを支えて今年で12年になられるのですが、今回このタイミングで看板を変えられるに至ったいきさつをお教えいただけますか?
新井様
以前の看板の時のお店の外観

実は、開店時は、看板のことにはあまり気を遣えませんでした。
開店前は何もかも自分でやらなければならず、とても忙しかったです。
お店が内装工事中は、時間も場所もなく、公共施設のロビーを借りて、ポップ広告を書いていたこともありました。
看板のことはすっかり忘れていたある日、施工屋さんが「看板作っておいたよ」って言ってくださり、いつの間にか看板が出来ていたのです。
その看板は、ベース状の白い木板にペンキでラベンダー畑の絵と店名、電話番号が描かれていました。
せっかく作っていただいた看板ですが、12年の風雨でペンキが剥げ落ち、見づらくなってきたので、そろそろ機会あれば変えたいと思っていました。 そんな時、伊藤さんからロートアイアンの制作スタジオを始めたことをお聞きしたのです。

私ごとですが、母の不定愁訴が深刻な時、偶然こちらのお店に伺い、気分を落ち着けるアロマテラピーの処方を教えていただきました。
それ以来、新井様の人柄に魅かれ、現在までお付き合いさせていただいています。
新井様はアロマテラピーの知識がすごく豊富で、何を聞いても的確なご回答を頂けます。
看板の件は存じませんでしたが、ある時、ロートアイアンの事業をしていることをお話しし、当店のホームページも紹介させていただきました。
当店のホームページをご覧になって、他店と比べていかがでしたか?
新井様
とても見やすいと思います。
真面目で誠実な印象が感じられますね。
信頼できるホームページですし、実際に安心してお任せして最終的に素敵な作品を納品していただきました。

2.伊藤さんは実物大のデザインを作って郵送してくれました。 

当店に決めるにあたっての決め手は何でしたか?
新井様
ラベンダーの花を計量中の新井様

まず、見積時点で数種のデザインを提案いただき、納得のいくものが出来ました。
私がロートアイアンのことをあまり知らなかった当初、ロートアイアンの特長がよくわかる事例写真をメールに添付して送って頂きました。
ところが、私のパソコンの調子が悪く、容量の大きいファイルを開けなかったり、フリーズして使えなかったことが続きました。 そんな時、事例写真をプリントして郵送してくださいましたね。

看板が設置する軒下からはみ出して迷惑をかけるのではと心配していた時は、すぐにデザインの実物大を郵送してくれました。
それを実際の場所に掲げてみて、制作に入る前にサイズの確認が出来たので安心しました。
こういった、ちょっとした配慮の積み重ねが、信頼の貯金になって決めるに至った感じです。

3.いろいろな要望を次々とクリアされ、出来上がりが楽しみでした。

今回取付ける看板についての条件は何でしたか?
新井様
ハーブ「ハーツイーズ」

店名の「ハーツイーズ」はアロマテラピーで使われるハーブの一種です。
このハーブの花の清楚な美しさに魅かれ、店名にしました。
看板の中にはぜひこの「ハーツイーズ」の花を入れてほしいと思いました。
それに、店名と何のお店かわかるように「アロマ&ハーブ」の文字を入れること。
肝心な点ですが、自分で設置する予定でしたので、日曜大工でも設置可能な作りであること。 最後に、取付ける壁の体力を考えて、出来る限り軽いことです。

ロートアイアンで出来たバラ(門扉の一部)

ご希望の「ハーツイーズ」の花部分は、正直大変でした。
ロートアイアンにはアイアンを立体的にカールさせる技法があります。
花びらを一枚一枚立体的に作って溶接します。 冷たいアイアンとは思えない柔らかさで植物を表現できます。(右の写真)
しかし、アイアンに塗装をするとちょっとマットな感じになります。
これが重厚感、気品につながりますが、今回はハーブのお店らしく、ピュアな感じを出したかった。

そこでご紹介したのが、花部分にステンドグラスをはめ込む方法です。
ステンドグラスに光が当たった時の透明感が、アロマテラピーのお店にピッタリだと思いました。
そこで、ステンドグラス入りの事例写真をいくつか見ていただき、バラの写真と比べて選んで頂きました。 重さについては、アイアン板を薄くしたり、丸棒を細くして調節すれば3~4kg位に収まります。
これでも十分だと思いましたが、女性が少しでも楽に取り付けられるように、今回は最軽量に挑戦し、アイアンではなく、アルミを使うことにしました。
アルミはアイアンの1/3の重さです。
今回の看板は人の手の届かない高さに取付られるので、アイアンほどの頑丈さは必要ありません。
アルミも人の手で曲げられるものではありませんが、アイアンほどの強度はないので、通常フェンスや門扉等防犯目的が含まれるもの、支える目的のものには使用されません。
対照的に、アルミは高い位置に付くもの、たとえば軒下に付ける妻飾り、2階の面格子に使用されます。 こういった全ての条件を考慮して、アルミという選択をご提案しました。

新井様
次々と問題をクリアされ、注文する時には出来上がりが楽しみでした。
一緒に看板制作を考えていく過程で、改めて看板というものの存在意味を考え直し、将来の目標も増えたように思います。
これから看板を見たお客様の反応が楽しみです。 また、お知らせしますね。

4.納品までの流れ

ここで、今回の店舗看板の納品までの流れをご紹介させていただきます。

ヒアリング
条件、ご希望をヒアリング、看板のサイズを決定
デザインを考えるに当たって、取付場所、店舗のお写真を拝見する場合があります。
ご提案
数種のデザイン案をご提案
通常は、1~3種のデザインをご提案します。
ご検討
選択のために、いろいろな事例写真を見ていただく
ロートアイアンの花、ステンドグラスの花の事例写真比較検討、ステンドグラスをご選択。
塗装の色を選択
塗装の色を選択、ダークグレーに決定
塗装色の見本帳

アンティークホワイト、グレー、ブラックに絞って、カラー見本を見ていただきました。ご希望者にはお貸ししています。

制作開始
制作開始
部品作成→溶接→塗装→ステンドグラスのはめ込みの流れで制作します。
制作、塗装に3~4週間
完成、納品
完成、宅配によりご納品
ご自身で取り付け

5.当店への今後のご期待

代表 伊藤 ひろみ 様
ご無沙汰しております。 昨年末からの流行インフルエンザやノロウィルスに負けずに過ごされた冬。きっと花粉との闘いにも負けずに、この桜の季節を楽しんでいらっしゃることと思います。
弊店の看板がボロボロに傷んだ木製から、美しいステンドグラス入りのロートアルミ製にモデルチェンジしてから、4ヶ月になろうとしています。 近隣に暮らす友人が看板を指差し「ああっ変えたの?」と小さく叫びました。「やだな今頃気付いたの?」と落胆気味に呆れ顔を示した私に「だってとても馴染んで違和感がなかったんだもん。ゴメン。でも、店の雰囲気と街のイメージにも自然にマッチしてイイネ!」の言葉を返してくれました。
「小さいと思う?」の私の問いに「そんなことない」とも言ってくれました。
友人の言葉の中の「街のイメージにも自然にマッチして」というフレーズ、伊藤様の今後のお仕事にキーワードとなりそうと思いました。 鎌倉は名刀正宗の工房が古くから駅から近い場所にありますし、太刀洗という地名も在ります。製鉄や鞴の音のする工房から生まれた蝋燭台や花鉄をはじめ、黒く鈍く光る鉄の小さな作品を眼に触れる機会が子供の頃から多く、もしかしたら市民のDNAにはロートアイアンなどに対しての記憶が刻み込まれているのかもしれません。

話は変わりますが、確定申告を無事に済ませ気分転換に観梅でも、、、と散策に出た時のこと「おや、こんな所にも」と小さな売店が、また開店しているのに気付きました。最近増えているなと思うのです。3.11以降、会社へ通勤してお給料を頂くという考え方から何かが変わったのでしょう。手先の器用な方が自作の手芸小物を販売していたり、

イラストや写真を加工してポストカードや文具に仕立てたものや、パンや焼き菓子を販売していたり、どれもオリジナリティ溢れる素敵なものを並べた小さなスペースですが、大抵の売店は屋号も表札もなく、看板も見当たりません。
調金、刺繍、トールペイント、イラストレーター、フォトグラフィー、ネイルケア、リフレクソロジー、ベビーマッサージ、パン教室、茶道や華道や着付け教室等々、路地裏の一般住宅でひっそりと情報を発信している方がどれ位いるかリサーチしたら、少なくはなさそうです。
それぞれの職業や業種の個性を捉えたロートアイアン等の洒落た看板が並ぶ路地裏の横丁を想像したら、まあなんて小粋でしょう。ワクワクしませんか? ヨーロッパの職人の工房に付いているユニークな看板とは異なる私のイメージのそれは、小さな住宅地の路地に育つ梅や椿や沈丁花や水仙、名も知らぬ雑草の花のある景色にもマッチして素敵でしょうね。
武家の古都、鎌倉として世界遺産への登録を目指している鎌倉ですが、身近な暮らしの場から魅力的な町並み創りが大切だと思います。町並み創り、造りのサポート役として、デザイン(スタジオ)・イトー様がこれから参入できる余地がありそうだなと独り勝手に思いを馳せる私でした。

新しい看板製作を無の段階から根気よく提案し、わかりやすくデザインや素材を決めて、最終的に素晴らしい作品を納入して下さった伊藤様に感謝の気持ちです。 稚筆でとても恥しいのですが、お便りさせて頂きました。

デザイン(スタジオ)イトー様の益々のご繁栄を心よりお祈りしております。

2013年3月31日
ハーブ&アロマテラピーショップ
Heartsease 新井 容子
精油コーナー:お店の主力商品。
アロマテラピーについての他店に譲らない思い入れがあふれ、新井様の強い思いが感じられます。
ハーブティーのコーナー:お店の雰囲気そのもので、オリジナリティ感もいっぱいです。

編集後記:
実は新井様はとても奥ゆかしい鎌倉人。今回のインタビューも控えめでしたが、少しでもスタジオ・イトーの力になればとご協力くださいました。当店の制作した看板が、鎌倉のあちらこちらに馴染んでいるところを将来見られたらと、ご自分のことのようにおっしゃっていただきました。本当に心強いサポーターを得たようで、今回看板をお付けできて良かったと思いました。本日はありがとうございました。

2012/12実施
インタビュアー 伊藤 ひろみ
白を基調とした店舗内。
日替わりでアロマの香りが漂ういやし空間となっています。

まずはお見積をご依頼ください!(無料です)

当店では、制作事例の他にも、シンプルなデザインから個性的なものまで、ご希望のデザインを提案いたします。 お客様の必要なサイズに合わせてひとつひとつ手作りしていくため、まずはお見積依頼をしていただくことから始まります。

お見積は無料です。
ただし、代表の伊藤が一件一件対応いたしますので、真剣にご検討の方のみとさせていただきます。

  • 「事例写真と同じもの」をご希望の方は、
    作品名(例 面格子みのり)や写真下のナンバー(例 ポストスタンドNO 2)をお見積依頼の際、お知らせ下さい。お客様のサイズに合わせてお見積いたします。
  • 「事例写真を少し変更して」作りたい方は、
    お見積依頼の際、変更したい作品名(例 面格子みのり)か写真下のナンバー(例 フェンスNO34)と、変更箇所(例 バラ)をお知らせ下さい。
  • これらの事例とは全く別に「一から別デザインでオーダーメイド」をご希望の方は、
    ご希望を丁寧にお聞きします。 「オーダー方法一覧」から「フルオーダーで作成する」に従って、お見積依頼ください。 ラフスケッチ(漫画図)、参考写真、雑誌切抜等、ご提示いただくことも大歓迎です。

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